オーランドのいとこセバスチャンが南極大陸の本(続編)を出版
オーランドのいとこで写真家としても有名なセバスチャン・コープランド(Sebastian Copeland)が新しい本Antarctica: A Call To Action(南極大陸:行動への呼びかけ)を出版しました。序文にはオーランドからのコメントも掲載されているそうです。
セバスチャン・コープランドは世界でも名高い環境保全活動家の一人で、オーランドに影響を与えている一人としても有名です。オーランドの環境オタクっぷり(ソーラーカーやエコハウス等)は彼からの影響が大きいのでしょう。GQドイツは2008年の環境リーダーの一人にセバスチャンを候補に選んだようです。今回出版する本は2007年に発売されたAntarctica: The Global Warning(南極大陸:地球規模の警告)の続編です。
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※洋書なので内容は英語です。
追記
2008年11月12日
まめさんが本文を和訳してくださいました。ブログ:ハチドリの止まり木にも掲載されています。本当にありがとうございます!
セバスチャンの従兄弟、俳優オーランド・ブルームは、以下の序文を寄稿しました。
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2006年11月、南極旅行に同行するよう従兄弟から頼まれた。
それは広大な海と冒険の匂いしていて、すぐに僕の心に訴えかけてきた。この旅は生涯の思い出になるだろうし、何よりも、僕の長年の夢-現在の生活により危機が迫っている、めったに訪れることができない環境を目撃する-を、叶えられそうだった。本音を言うと怯んでしまうような計画だったが、こんな最高の機会を逃すわけにはいかなかった。従兄弟の情熱は、常に伝播しやすいものだ。彼は真の冒険家であり、自分たちでも世界に影響を与えられるという哲学の熱心な信者でもある。
物心ついた時から、環境の話を彼とよくしたものだった。彼の知識と洞察力は、まるで僕が、自らを取り巻く環境で何が起こっているのかを特権的な視点を持っているかのように、常に感じさせてくれた。そして自分の身近にそんな人がいるのは、まさに神からの贈り物だった。2006年彼の最初の南方旅行で撮られた写真を見て、探検への興味をそそられた。
どんな言葉も、会話も、そしてまた写真さえも、この体験への心構えを作ることはできなかった。
2007年の1月20日、南極へ向かう3日間の旅に、世界最南端の港町ウスアイアから出た。それから1か月間、退役した1950年代のノルウェー沿岸警備隊の破氷船Ice Lady Patagoniaが、僕らの家となった。それはスパルタ式の居住施設であり、豪華客船の雰囲気は全くなかった。ドレーク海峡の航海は、まさにこの貴重な地に立ち入るあらゆる者に相対する通過儀礼であった。従兄弟は冗談で、「資格ある者と無い者をふるいにかけるテスト」と言っていた。
地球上でもっとも危険な水域を航海する3日間は、日常生活の全ての虚飾を取り去るのに十分だ。港に戻るまで、外界との接触はゼロの状態だ。そしてその状況は、僕にとって天与のものとなった。
初めて水平線に浮かぶ氷山を目にしたときの衝撃は、言葉にすることができない。まるで現代に現れた恐竜のようだった。これら巨大な氷塊は、水面下にその9倍の体積をひそやかに保持しており、知られざる地と長く忘れられた時を思い起こさせられた。
だが最も僕の印象に残ったのは、耳が痛いほどの静けさだった。その静寂が破るのは、時折起こるカモメやペンギンの鳴き声、クジラのブリーチング音だけだ。これぞまさに、手つかずの大自然のおとぎ話の国だ。人間が、この惑星に住まう3000万種の生物の一つだという自然界の秩序での位置を理解した時、僕らは卑小だが、それでもすべてと繋がっているのだと感じざる得ない。研究所となった破氷船での生活は、共同課題と共同責任の調和の中に落ち着いた。だが上陸したり、スキューバダイビングに興じたり、氷山のクライミングに挑んだり(結果はスノーボードで滑っただけ)と、あらゆる子供が夢見る冒険以上の経験をし、素晴らしい野外を航海した。
このような環境を体験はしたことがないから、今回の経験を比較するものがない。だから、地球温暖化の影響を自分の目で目撃した、と主張するのは、些か正直な意見とは言い難いだろう。
だがこれだけは言える。僕が見たもの、それは力強く躍動する、雄大で、それと同時に非常に脆弱な生態系だった。
数千年間安定していた気温が急激に変化し、それによりこの地のバランスに多大なる影響を与えている、という知識は、混乱するような事実なのだ。
僕らの日々の生活が、地球の自然サイクルに多大な影響を及ぼしている、という考えは、非常に受け入れづらいものだ。けれども加速度的な融氷は、穀物の季節サイクルから基本的な水の利用という形で、何千マイルと離れた僕らの生活に影響を与えている。これらは、世界中の科学者が満場一致で認めた事実だ。2007年末のハリケーンのロンドン襲来、アトランタでの渇水、2007年秋のNYでの熱波は、自然サイクルの変動が人間の日常生活に影響を与えるという、小さな、しかし確実なサインだったのだ。情熱を込めた従兄弟の写真が、まさに危機に瀕していることを人々に認めさせ、さらに学んでいく起爆剤になることを願おう。
この美しい本のページ中への逃避に誘い込まれるだろう。だがそれ以上に大切なこの本の使命とは、この非凡なる環境:地球:僕らの住まう所を、慈しみ守ることが出来る、という認識を促し、僕ら一人一人に行動を呼びかけることなのだ。
わが従兄弟に感謝と尊敬の意を捧げる。










